巷に流通する傘の多くは、海外での効率的作業の中で仕上げられた画一的な御品です。
その功罪。傘が身近なものになる一方で、傘は使い捨てだと認識されるまでに至りました。
『物質的な豊かさ』と『心の豊かさ』のありかは、まったく別の処にあるといえましょう。
本当の傘の文化は、もっと広く深いもの。職人達が丹精込めて作り上げた傘にも是非ふれて欲しいものです。
ただ職人傘といえば伝統的・保守的なデザインコンセプトのものばかりで、
いまひとつ自分に合うものがないという方も、実は多かったのではありませんか。
新進気鋭「FIFIFO」デザイナーの瑞々しい感性と、「ワカオ」江戸職人の熟練の技のコラボレーション。
この傘が醸す上質のエレガンスは、かつて職人傘では表現しえなかった斬新な世界です。
私はこの傘を「単なる雨よけ道具」でも「消耗品」でもなく、「作品」として紹介をいたします。
デザイナー達の要望で骨は12本。16本骨の精緻な気品と8本骨のたおやかさが共存し、
柄粋の味わいを表現するのに相応しい絶妙のフォルムバランス。
ハンドル(持ち手)はハイクラスな寒竹。竹採り職人が寒期に集めた竹の地下茎を用いて、職人がひとつひとつ焼き曲げして仕上げます。
天然の節が指に絡まり、グリップの不思議なフィット感をうみます。そこにあしらわれた上品なタッセル(房)は、
古来よりステイタスシンボルとして位置付けられる由緒ある装飾。手指の位置を安定させるという、
すべり留めの役も担います。
環境破壊が大きな問題とされる昨今、使い捨ては明らかに時代に逆行しています。
お気に入りの物を大切に長くもつことは地球にも貴方にも優しい21世紀型ライフスタイル。ですから、
皆様に永く愛着をもってお使い頂くための保守メンテサービスのご提供も私達の責務です。
骨や中棒、ハンドルの損傷に関しまして喜んでお修理を承ります。
梱包の手数が不要な(当店独自の)お引取りサービスもご用意しております。ご安心ください。
但し生地張替えに限りましては、
デザインという知的財産が大きな価値をもつ作品ですので、ご対応ができません。ご留意ください。
貴方は生涯、どれだけの雨の日を過ごしますか。良き傘をもつと心が晴やかになります。
雨の日も自分らしく溌剌(はつらつ)とあり続けることができれば、どんなに充実した人生になることでしょう。
匠の傘 トップ・コンセルジェ
FIFIFOアンブレラプロジェクト 特命アドバイザー
宮武和広(心斎橋みや竹kasaya.com)