◆傘界達人おすすめ◆


伝説のアイテム
私の祖父や曾祖父の時代、絹紬(けんちゅう)と呼ばれる紳士晴雨兼用傘が幅広く愛好され、その主流を担ったのが 「裏縞」模様の精緻で細やかなストライプでした。コレクターでなくともお洒落な人なら必ず1本所蔵していたと聞いています。

ただ当時は防水撥水技術が発展途上で、ましてやUV加工 遮光機能といった概念もなく、雨傘としても日傘としても機能的に劣ったものでした。

やがて昭和30年代〜40年代にナイロンやテトロン(ポリエステル)といった傘地が普及するにつれ、昔ながらの絹紬(けんちゅう)傘は 表舞台から姿を消していき 伝説のウェーザーアイテムとなっていくのです。




裏縞の美を現代に活かす
新世紀のプロダクトとして 日本橋の匠達があえて選び挑んだのが「裏縞」模様のデザイン。

レトロでノスタルジックな復刻版ということではなく、 高密度な甲州織に最新加工を施し、新しい「いのち」を吹き込もうと 限りない情熱と英知を注ぎました。

こうして雨晴兼用傘の「頂上(シーマ)」を目指したハイエンドモデル「ラシーマ」は完成したのです。




ラシーマは絹紬へのオマージュ
ラシーマには名入れも施すことができますので、 メモリアルギフトとして、また自分自身への人生のご褒美としても最適です。

古に愛された絹紬(けんちゅう)「裏縞」へのオマージュとして創作された「ラシーマ」 ぜひ皆様の心に刻んでください。


宮武和広(心斎橋みや竹)

◆豆知識◆晴雨兼用傘と雨晴兼用傘

   雨天にも晴天にも使える傘に「晴雨兼用傘」と「雨晴兼用傘」がありますが、このふたつには大きな違いがあります。
   まず「晴雨兼用(せいうけんよう)傘」は ベースは日傘用として作成された生地に撥水加工など雨傘の機能を付加したものです。 パラソル本来の風合いや味わいがありますが、耐水性では雨傘に劣るので「激しい雨や連続的な降雨では生地に染み出すことがあります」 という注意書きが添えられており、主は「日傘」で急な「ひと雨」もしのげる類の兼用傘と考えてください。

   そして「雨晴兼用(うせいけんよう)傘」は べースは雨傘用として作成された生地にUV加工を施して日傘としての機能を 高めたもので、耐水性能もあるので 降雨時には雨傘本来の使用感覚で問題ありません。雨か晴れか、どちらをメインにするかで 判断されればいいでしょう。
   「晴雨兼用傘」のほうは登場してから長い歴史があるので 種類的には圧倒的に多いですが、「雨晴兼用傘」には業界も注目して アイテムを年々増やしてきており 鮮明な発色や堅牢な耐水性という点でのメリットもありますので、百貨店の傘売り場などでは要チェックですね。 近年は天候が急変する傾向にありますので、兼用傘は ますます需要が増えることと思います。

◆豆知識◆傘のお手入れに関しまして

   傘の健康。。をお考えになったことはありますか。全体に湿潤状態で骨にも錆が発生、嫌な残り香がとれない。 そんな傘は重い病にかかっているといえます。そうならないためにも私たちは何を心がければいいのでしょうか
   よく「傘は陰干し」と申しますが、なかなか使用後すぐに干せる環境がある方は少ないでしょう。そこで 使用後は水分を払っておいて、眠るときに朝まで開いておくという「一夜干しの習慣」を提唱しています

   生活時間帯では捻出できなかったスペースが、おやすみの時は遊休地として 傘を干す場所に使えるからですね。 私の場合、ビジネスホテルに宿泊するときに朝まで傘をひらいておきます。目が覚めますと、そこには すっかり乾いてリフレッシュした 傘の元気な姿がありますので、また一緒に颯爽と仕事に出向きます

    また水はじきの優れた傘でも「手垢(てあか)」が布地に付着して、その部分の蓮の葉加工の突起が目詰まりして撥水効果が低下する ことは避けられません。そのためには必要以上に生地を「触らない 擦らない」ことも 傘の健康をまもるポイントです。 この傘には大きくてかけやすい「玉留め」がございますので、それを活用し、使用途中はなるべく生地のところを握らないようにしてみてください。また乾くまではネーム紐を巻いて畳んでしまわないようにすることも重要です。

   手垢がもとで蓮の葉効果がおちた場合、中性洗剤をぬるま湯に浸したものをスポンジに染みこませポンポンと 慎重にたたき洗いをし汚れを取り除き、その後 ドライヤーをあてていただければ性能が復活する可能性があります。 それにても難しい場合は、生地そのものを張り替える方法で復元が可能です。パーツも一級品ですので、 充分張り替えられる価値がございます。

ひとつの傘を捨てず長く大事にもつ、その心がエコロジーに繋がります

【製造業者】
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03-3661-9064 FAX:03-3661-9179

【販売業者】
557-0013 大阪府大阪市西成区天神ノ森1-19-11
心斎橋みや竹
06-6656-1704