心斎橋みや竹 匠の傘専門店 明治二十九年


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ハンドルの基礎知識

ハンドルがパックされている理由

ハンドルがパックされている理由は、組立・保管・輸送行程などでの破損を防ぐためですので、必ずはずして本体をご確認ください。パックの端を切る際、通常のはさみやカッターですと素材を傷つけることがありますので、先が尖っていない安全ハサミがあれば最適です。パックをはずさないとハンドル本来の味わいを感じとることができません。

寒竹(かんちく)

寒竹

竹の地下茎を用います。春以降になると水分を多く含んでしまいますが、冬は生育がとまり、硬い状態なのでハンドルに最も適していますので、寒期に採取作業をします。 それゆえ「寒竹(かんちく)」と呼ばれます。
一番の特徴は節が形成するアクセントで、これによってグリップが安定しやすく、巻いたタッセル(房)もずり落ちないメリットがあります。デメリットとしては 節のコンディションの差があるので、手に当たるところの節が尖っている場合に持ちづらいことがあります。※心斎橋みや竹では、そういった場合は独自にサンディング仕上げをしています。
竹ハンドルはレトロな感覚で捉えられがちですが、ファッションアイテムとして高い評価をえております。今では「古めかしくて年配むき」という既成概念は消滅しておりますので、年齢を問わず、ぜひその醍醐味を堪能してください。

えごの樹

えごの樹1えごの樹2えごの樹3えごの樹4

鈴なりの白い花を咲かせる高木の落葉樹で「ちしゃの木」「ジャパニーズ・スノウベル」とも呼ばれています。 堅く良質な木肌で変形も少なく、伝統民芸品にも採用されている上質の木材です。

樹皮を剥いたものをそのまま活かした白木調のものが「剥き(むき)えご」、バ-ナーで焼き色をつけアンティーク仕上げにしたものを「焼きえご」ウレタン加工で艶出しをしたものが「塗りえご」 丁寧にブラウン塗装をしたものが「茶えご」と呼ばれています。
とても味わいのある素晴らしい素材ではありますが、楓(かえで)と比べて天然樹ゆえの個体差が大きく、ロットにより太い細い重い軽いの差が出やすい樹木です。

楓(かえで)

楓

家具や楽器の材木として使用される高級部材で、品質も比較的安定しています。重量や全長などの個体差も殆ど生じません。また様々に塗装したりサイズカットしたりシェイプ加工したりという自由性も高く表現性も抜群なので、職人傘の世界でも広く使用されるとしてスタンダードなハンドルです。持った感触がとても良く、名前入れ加工も「手彫り」「機械彫り」とも綺麗に入ります。

表面がすべやかな分、タッセルが滑りやすいというデメリットがあります。シェイプ加工をしていないストレート形状のものは、時々タッセルを締め直しされることをお薦めします

籐(とう)

籐

インドネシアなどから長い姿のまま輸入、半分程が職人により厳選され、国内で曲げ加工。傘ハンドルの中では硬い部類に入ります。繊維が細かく軽い素材で、尚且つ折れ にくいという利点もあり、特に紳士傘に幅広く使われています。

ビジュアルの美しさで人気の高いハンドルですが、繊維がはっきり出ていますので名前入れの「手彫り」「機械彫り」には向きません。籐ハンドルへの名入れは「プレート」もしくは「外付けのチャーム」のような様式になります。

ヒッコリー

ヒッコリー

クルミ科の硬質な木材で スキーや工具の柄にも使用。手触りの素晴らしさは 他の木材の追随を許さない完成度で 傘ハンドルとしては最高級クラスです。出来栄えにはかなり個体差がありますが、総じて太くてしっかりした造りです。しかし、グリップが大きめで太めゆえに、逆に本体とのバランスが釣り合って、不思議に持ちやすく感じます。

欅(けやき)

欅

古くから寺社仏閣建築にも使用された木材で、広葉樹の中でも最高ランクと呼ばれるもの。伐採してから歳月をかけて寝かせたものに塗装加工を施しています。傘ハンドルとしては珍しいもので希少価値もあります。表面は硬質で触りも良く、疵もつきにくい特徴があります、加工は宮大工さんが担っています。

黐(もち)の木

黐(もち)の木1黐(もち)の木2

櫛や版木に用いられる材木で、サークル型やアニマルヘッドに手加工してハンドルに仕上げています。前項の「欅(けやき)」とともに、手掛けるのが宮大工さんゆえに入手できる木材ということもあり、非常に希少価値もあります。倒すなど衝撃には弱いので、その点は注意が必要です。

合成皮革(フェイクレザー)

手触りの優しさ、発色の美しさ、持ち心地の良さで人気の高いハンドル。タッセル(房)のとまりも大変良好なので、大きめの編房(ジャンボタッセル)との親和性がとても高いハンドルです。
反面、永年の使用にあたっては経年劣化による表面剥がれが出る場合があるので、そういった場合はハンドル交換のリクエストを頂ければ、喜んでメンテナンスを承ります。※合皮素材だけの張替えはできません、ハンドルユニットの総交換となります。
【豆知識】和傘の持ち手が真っ直ぐなのに、洋傘はJ字に曲がっているのはなぜでしょう、ちゃんと理由があります⇒ 「洋傘の持ち手はなぜ曲がっているのか? 」

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